Stable Diffusionを利用するには

Stable Diffusionを利用するには、ハードウェアとソフトウェアの2つが必要です。
ブラウザのみで利用できる方法もありますが、私は自分のパソコンにStable Diffusionをインストールして画像生成しています。
まずハードウェアの面から。
Stable Diffusionは、画像を生成するためにかなりの計算能力を要求します。ですから、高性能なGPU(グラフィックス処理ユニット)を搭載したコンピュータが必要になります。
NVIDIAの高性能なグラフィックカードが搭載されていることが望ましいです。これは、AIの計算処理に特化しており、特に深層学習において高速な処理が可能です。また、十分なメモリと、AIモデルのデータを保存するための大容量のストレージ(ハードディスク)も必要です。これらのハードウェアが整っていることで、スムーズにStable Diffusionを動かすことができるわけです。
最近のゲーミングPCには高性能なGPUを搭載しています。画像生成にも十分対応でる性能なので、GPUとハードディスク容量に注意して選べば、問題ないと思います。
参考までに、私が利用しているPCスペックは、
OS:Windows10
CPU: Intel(R) Core(TM) i7-7700K CPU @ 4.20GHz 4.20 GHz
メモリ: 32GB
GPU:NVIDIA GeForce RTX 4070Ti ビデオメモリ12GB
ハードディスク:C:ドライブ200GB 外付けハードディスクドライブ4TB
ポイント:Cドライブは極力WindowsOSのみにし、プログラムファイルなどは別のドライブに移しておきましょう。できればハードディスクはSSDが望ましいです。
GPUは性能がよいほど、
画像生成の時間が早くなります(例えば1枚の画像生成の時間が1分から30秒になる)。
大きなサイズの画像を出力できます(例えば1024ピクセル以上の画像を出力できるようになる。標準サイズは512ピクセル×512ピクセルです)。2倍以上の画像を出力するとなるとGPUの性能も欠かせません。
次にソフトウェアの面ですが、
まずはStable Diffusionのプログラム本体をインストールする必要があります。
これはスタジオ真榊さんの記事を参考にしてください。大変親切にまとめてくれています。
Stable Diffusionのインストールには、
Pythonなどのプログラミング言語のインストールやAIモデルを実行するためのライブラリやフレームワーク(たとえばTensorFlowやPyTorchなど)をセットアップする必要があります。これらは、AIの計算処理を効率的に行うためのツールです。
次に学習モデルを入手する必要があります。これは、公式のウェブサイトや、GitHubなどのプラットフォームで配布されていることが多いです。ダウンロードした学習モデルを動かすためには、これらのハードウェアとソフトウェアの準備が整ったら、実際にStable Diffusionの学習モデルを動かして、テキストから画像を生成することができるようになります。
利用している学習モデルは別の記事で紹介しています。
これらの設定やインストールは、技術的な知識を要するため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。また、パソコンによってはエラーが発生したり、うまく動作しない場合もあります。
そのため、まとめサイトや、動画をしっかりと見て、必要に応じてコミュニティのサポートを求めることも大切です。
このように、Stable Diffusionを導入するには、ハードウェアとソフトウェアの準備が必要ですが、それぞれのステップを丁寧に踏むことで、テキストから美しい画像を生成することが可能になります。
パソコンにかかる費用と設定完了までにそれなりの時間が必要になりますが、自分の理想の画像を生成してみたい方は是非チャレンジしてみてください。